僕 の 想 う こ と その5
〜もう少し、僕に語らせて欲しい……〜

Produdced and Written by 阿賀佐栗須亭

徒然なるままに、思いついたことを書いてみましたというコーナーのパート5です。


21. <ティータイム>(ナレーション)解題
22. ステーヴ・マックイーンとアラン・ドロン好きな二人(工事中)
23. 三都物語秘話
24. アルバム曲は前半がいい?
25. さらばすばるよ


その21)<ティータイム>(ナレーション)解題 

 『アリス氈xに収録されている<ティータイム>(ナレーション)は、曲ではなくてトークです。そしてこのトークはBGMにかき消されそうで、とても聴きづらいものです。マニアならば、一度は全部ちゃんとした形で聴いてみたいと思うでしょう。そう、「サザエさん」が好きな方だったら、一度は磯野家の部屋の間取りを知りたくなってマッピングしてしまうのと一緒です(?)。そこで私は、聴き取りをしてそのトークを再現することにしました。どうしても分からない部分もいくつかあったのですが(●●●の部分)、もしおわかりになる方はご一報下さい。でも、コーヒーで乾杯しているのになんで「ティー」(お茶)なのかしら? しかもはじめは「コーヒータイム!」なんていってるのに。ちなみに、われながら力作だと思います(括弧内は雰囲気を表現しています)。

疲れたね〜、今日ほんと
練習はやっぱりこんだけすると……
だって6時からだよ
もう1時、1時でしょ、今?
それじゃあ、寝る前に、え〜、コーヒータイムにしよう!
それだ!
決まったな、これ
決まった、うん
今日は、先生が入れてあげよう
はいはい
あれ、コーヒー……
しかし時間の割に、はかどらなかったなあ
そうやなあ
行くぞー
キンちゃんがのってないから
何を言ってるの
キンちゃんは?
あ、僕薄めね
すり切りいっぱいね? はい、ベーヤンは?
はい、ぼくも
お砂糖は?
お砂糖は二本
ぼくは一本でいいや
あ、間違えた、あっち〜
キンちゃん多いほう
はい
ちょっととってあげて
よっ
はい
熱いよ
入れるよ
いくよん
あ〜こぼれた
ひどい、ひどい
いいから飲んで
こんなもんだろう
え、これぐらいだよね
おいしいでしょう、このコーヒー、でも
まだ飲んでない(笑)
あ、そうか
これブラジルのおうちから送ってきたの(笑)
おい、勝手に架空の人物作るかいな、扇風機のキンちゃん(笑)
何を言ってるの
羽根のような顔して(笑)
どっか飛んでっちゃうみたいじゃない
ねえ朝潮さん(笑)
コンチ矢沢!
急に言うな!(笑)
あ、タバコがもう最後の一本!
あ、きんちゃんの足
よし、これでいってみよう
あのごみ箱に捨てたやつがある
キンちゃんってまたそういうのよく似合うねえ、僕と違って
全く、ドロン矢沢を捕まえてなんてこと言うの
スティーブ堀内だよ
●●●
ナウ〜
〜マウ!
マング
やだねえ、下町の育ちは
えっ?
疲れた
あ、キンちゃん、その指輪は何?
えっ? 何がおかしい?
趣味悪い!(笑)
どうして?
カーテンのリング、それ?
そうだよ、いいじゃない、これかっこいいじゃない
どこがかっこいい?
ねえ
でもベーヤンの鼻輪よりいいでしょ?(笑)
見苦しい、こら、お前たちは!
本当に
鼻輪だって
マタ輪……(ウケない)
またわ〜
●●●さん
おいおい
あははじゃない
やたらと品のない笑い声が充満してるなあ
もうベーヤン眉毛濃いから……(笑)
こういうときは、やっぱ俺がちゃんと整えんといかん
僕の肉体的欠陥をつっこむのは良くないね、これは
これからバンドを長年やっていかねばならないんだから、お互いの欠陥をカヴァーし合って、美しく生きて行かなくちゃいけないんだ
そりゃあそうだと思うよ僕も
でも本当に、ひどい顔してる
カヴァーのしようがない顔
もう寝ようか、そろそろ
それじゃ、最後にコーヒーで乾杯といこうか
そうだね
よし
ハイ、それじゃ、アリスの夜はコーヒーで終わる、と
終わる〜
じゃあ、乾杯!
カチャン
鼻で飲むな(笑)
やめて課長さん(爆笑)
●●●! 獅子舞!
鼻毛の鬼……

その22)スティーヴ・マックイーンとアラン・ドロン好きな二人
工事中

その23)三都物語秘話
 あの、日本的情緒あふれる「三都物語」はどうやって生まれたのでしょうか。それには、まず「ヨーロッパ三部作」にまでさかのぼる必要があります。
 チンペイさんは「ヨーロッパ」をイメージしてアルバム制作にとりかかり、曲を持っていきました。そうしたら向こうの人が一言。
「素晴らしい、なんてオリエンタルなんだ!」 しかしチンペイさんは大ショック。ヨーロッパをイメージして作った曲が「オリエンタル」と言われたんですから……。そして、このショックから日本的な<三都物語>は生まれたのです。

その24)アルバム曲は前半がいい?

新説! チンペイさんの名アルバムをみる限り、前半の曲に名曲が多いんです! ここにその例を、具体的な形で挙げてみましょう。

『海を渡る蝶』 「愛」「花束」
『棘』 「レストランの片隅で」「流行の女達」
『抱擁』 「サテンの薔薇」「ありふれた黄昏の街にて」「22歳」
『Old Time』 「クラシック」「乾杯」「アーバンカウボーイ」
『ITAN』 「Lion Heart」「君のそばにいる」
『獅子と薔薇』 「獅子と薔薇」「獅子の時代」「青い薔薇」
『伽羅』 「ジョニーは戦場へ行った」「祇園祭」「老優」
『エンブレム』 「龍のエンブレム」「ハリマウ」「憧れのチェン夫人」

 もちろん例外もありますし、あくまで私個人の意見ですが……。みなさんはどう思われますか? ところが、実はべーやんのほうが顕著なんですね。べーやんのアルバム曲の配曲の特徴は、1曲目か2曲目にシングル曲を持ってくることが非常に多く、後半になってくると息切れしているのが手に取るように分かります(;_;)。しかも、アルバムジャケットは本人かどうかが分からないような写真を使ったり(あの眼鏡をかけているジャケット)、「君の瞳は10000ボルト」が収録されているアルバムのくせにタイトルが『あいつが死んだ晩』っていう超ダークなタイトル、ちょっと変ですよねぇ。でも好きなんですけど。


その25)さらばすばるよ
 1999年9月16日、国立天文台ハワイ観測所は星の終末の姿をとらえた大型光学赤外線望遠鏡「すばる」の画像を公開しました。
 恒星は燃え尽きる前に膨張して赤くなってから、今度は収縮して青くなります。すばるはこうした星の最終局面を迎えた「こと座」の環状星雲M57を撮影しました。
 「すばる」という名の天体望遠鏡、そして星の最期を見届ける……、なんとも壮大ではありませんか。「我は行く……」の歌詞と重ね合わせながら新聞記事を読み、感動に浸っていた私でした。

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