〜もう少し、僕に語らせて欲しい……〜 Produced & Written by 阿賀佐栗須亭 タイトルのまんまです。徒然なるままに、思いついたことを書いてみました。また、投稿文も掲載してます。 |
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その1)とんだ「シンジ」違い | |
1995年頃のある日(確か日曜日)、私は新宿のHMVでCDを見ていました。新宿のHMVではよくプロモーションが行われており、昔、かとうれいこさんのCD発売記念のプロモに偶然でくわし、彼女を7〜8ロ越しに見たことがあります。 その日は特に買いたいCDもなく、チンペイさんのアルバム「バサラ」を眺めたり、ふらふらとしていると周りで「シンジだ、シンジだ!」という声とともに、数十人の若者が雪崩のようにドドドドとある方へ走っていくではありませんか! チンペイファンの私としてはいてもたってもいられません。急いで走っていったのですが時すでに遅く、当人を見ることはかないませんでした。 しかし、周りの若者の話を聞いているとどうもチンペイさんではないようなのです。おかしい、何かが違うと思っていると、どうやらそれは武田真治さんだったようです。どう考えてもチンペイさんに若者がドッと向かっていくこと自体に疑問を持っていた私は、それで全ての疑問は解決しました。もしチンペイさんだったら、みんなが「笑いながら後について行くはず!」 と思っていた私は、「シンジ」と聞いて迷わずチンペイさんを想像したのですが、まわりは全然笑っていない。どうやらまわりはシンジといえば武田真治さんだったようなんですね。でも私は後悔してはいません。なぜなら、後にほどなく江角マキ子のヒモとなり、芸能界から消えていったからです。今から思い起こせば、95年は彼のデビューシングル「Blow Up」が発売されてさかんにプロモーションを行っていた時期だったんですねえ。やはりチンペイさんの息の長さには感心する次第です。 そういえば、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公も「シンジ」っていう名前でしたよね。 |
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その2)兼六園で見た本物(生)のチンペイさん、略して「生チン」(←イヤ〜ン) | |
それは、冬の金沢での出来事です。寒いのでこたつで丸くなり、テレビを見ていたら、N○Kの「金沢」という番組にチンペイさんが出ていました。そしてチンペイさんは、兼六園の中の茶室にいるではありませんか! しかも生放送。どうしても生チン(笑)、いや本物のチンペイさんが見たい! こうしたら、いても立ってもいられません。親しい友人に電話をし、嫌がるそぶりもなんのその(?)、一目散に車を飛ばして兼六園にやってきました。 しかし、あまりにあわてていたために傘を忘れてしまい、「傘がない〜、行かなくちゃ」という冗談も飛ばす余裕もなくそぼ降る雨に濡れながら、私と友人は三カ所ある兼六園の入り口の真ん中、団体入り口でチンペイさんを待ち伏せしていました。さすがは長年金沢に住んでいる友人の提言です。予感が的中、そこからチンペイさんがあらわれました。体も雨で冷え切った頃だったので、私の体は一気にヒートアップ! 冬の雨の寒さなんかそっちのけです。二人で一生懸命チンペイさんに手を振りました。すると、チンペイさんは両手を顔の横に持ってきて、にっこり笑って両手を振ってくれたではありませんか! この感激!! 涙が止まりませんでした。本当は駆け寄っていって握手を求めたかったのですが、真性ファンである私にそんな大それたことができるはずもありません。あまりのうれしさに足がすくんで動けなかったのです。でも、仮性ファン(?)であるおばさんがひとり、チンペイさんに駆け寄っていって本にサインを求めていましたけど。 かわりといっては何ですが、後に出てきた鈴木清順監督に握手をしてもらいました(笑)。とにかくありがとう、チンペイさん! |
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その3)コンサートに行った感想「ラバンですよ」(予定) | |
工事中 | |
その4)「砂の十字架」秘話 | |
<砂の十字架>といえば、やしきたかじんさんです。作詞・作曲はチンペイさん、そしてこの曲はたかじんさんにとって最も大きなヒットになりました。なかでも一番印象に残るのがあの「ライリー〜」の部分ですよね。 たかじんさんがチンペイさんに曲を作ってもらったとき、彼はどうしても「ライリー〜」の意味が分かりませんでした。そのため、新司に電話をかけてこう言いました。「ライリーってどんな意味?」するとチンペイさんは、「いや〜、雰囲気だよ雰囲気。民謡で言うと合いの手みたいなもんでねえ……」 絶句するたかじんさん。やっぱり意味は「なかった」んだ。いままでこんなに悩んできたことは一体何だったの? でも、電話をかけるたかじんさんもたかじんさんですよね。さすがはア○ックスのゴールドカードの入会を断られただけことはありますね(笑)。 |
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その5)「再録」は罪な奴 | |
うちの近くにある図書館はCDが非常に充実していて、チンペイさんのCDも結構おいてあります(が、『ラバン』はまだ入っていません)。かなり昔になりますが、チンペイさんのCDを借りに行ったときのことです。丁度、カセットテープのベスト盤を作ろうと思っていたので、借りてきたのが『ベスト・オブ・ベスト』。タイトルからしていかにもベスト盤くさいので、収録曲をよく調べずに借りてきました。ところが、1曲目が<英雄>ぢゃありませんか! 何かイヤ〜な予感がして他の曲を見てみると、今度は<この世が終わる時>でした! 「こ、こんなのベスト盤ぢゃない〜!」と早くも後悔モードに入っていってしまいました。が、他のヒット曲が入っているからと、気を取り直して聴き始めると今度は<チャンピオン>に来てからが絶句状態。「何ぢゃこれわ!」 どうやら私が聴いていたのは、再録の<チャンピオン>だったのです……。よく調べてみると、もともとは『デッサン』というアルバムに収録されていました。他にも『ベスト・リクエスト』という、ものすご〜くチープな録音での再録もあります。でも、このヴァージョンはコンサートでは絶対にやりません。ポニーキャニオンに移籍してからも吹き込み直していますが、なんでこういうことをするんでしょうね〜? オリジナルの方が絶対いいのに。ヤマタツ(山下達郎)さんはオリジナルの良さを熟知しているので、再録せずに何度もリマスタリングしています(笑)。そしてラジオ番組でかけるために、古いレコードをハードディスクレコーダーに取り込んで音圧を上げたり、左側にしかないドラムの音を真ん中に持ってきたりと、いろいろと凝っているようです(だから『コージー』が出るまでに7年もかかったんですね……←自分の仕事せーよって感じ)。 チンペイさんが昔のヒット曲を再録音するのは、おそらく「今、こういう風に歌いたい」と考えてのことだと思います。でも、未だに私にはよく理解できません。だって、<昴>のように、アレンジを再録音したものがオリジナルのアレンジに近づいていってるじゃありませんか……。こういう風に思っている人、結構他にもいると思うんだけどなぁ……。 |
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