題名:くらたさんの指摘(2001.8.20付カキコ)

くらたさんより貴重なご指摘をうけました。

「伽羅」については「『人間交差点』から4ヶ月という短期間で作られたアルバム。」
とあります。確かにリリース間隔は4ヶ月ですが、
正確には製作は同時期に進められており、というか
楽曲をつくり始めたら思わず沢山出来上ってしまって
カラー別にアルバムを2分割したというのが正解です 。
おそらくその前2作続けて女歌のアルバムを製作した事で
「人間ドラマ」を歌いたい欲求が、この2作のアルバムとなって
生まれ落ちたのだと思います。
(当時、谷村さんがマンガ「人間交差点」を愛読してたのも大きい・笑)

「最近では浪漫鉄道といえば<蹉跌篇>ばかりとりあげられている」は、
元々の「浪漫鉄道」の原曲が「蹉跌篇」だからで、
「愛の誓い」に続くエアコンのCMソングとして
もっと歌詞が絵的に訴えかける「途上篇」にリライトしたからです。
当時の谷村さんが「昴」並みの楽曲が出来たと自負されていたのを
憶えています(個人的には「途上篇」の方が僕も好きです)。

ちなみに「2000年のサブリナ」は
谷村さんのお嬢さんに贈った「マイ・ボーイ」娘版ですね。

管理人:貴重な情報ありがとうございます。『伽羅』『人間交差点』の関係がよくわかりました。どうでもいい話ですが、『人間交差点』が発売されて初めて聞いたとき、ちょっと残念な気持ちがしたのを良くおぼえています。「なんでもう1枚女性もののアルバムをつくらなかったのだろう。三部作でカッコイイのに」というくだらない理由でした。もっとも、三部作については、後に『今のままでいい』が出されたので一応それで私の希望は達成されたわけですが。
 「浪漫鉄道」について。「蹉跌篇」ばかり取り上げられる理由というのは原曲がこちらだからというだけではないと思っています。いわゆる女歌を収録して欲しいというファンの希望からの方が大きいのではないか、と私は考えています。需要の問題なのかなと。「途上篇」の方は、「昴」なみの楽曲ではあるけれど「昴」を越える楽曲ではなかったので、あまりとりあげられないのではないかと思っています。私は大好きなのですが、残念ながら「昴」にとってかわることはできなかったということでしょう。


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