ライブレポート History 2000 その2 握手会の巻
〜宴の後のお楽しみ、生チンを握りしめた私(爆)〜

Written by 日暮加奈子

 終演15分後の握手会に参加しました。「人数が少なかったらどうしよう」とビクビクしながら待機場所に行ったら、なんと100人以上並んでいるではないですか! もちろん私の心配は杞憂に終わったのです。

 慌てて並びましたが明らかに後方です。残念な気持ちでいましたが、楽しみは後の方がいい! と思い直して並んでいました。ところが今度はチンペイさんがなかなか出てきません。「着替えに時間がかかっていた」そうで、終演20分後の9時30分頃に姿を現しました。

 やはりカッコイイ。グレーの帽子に赤いヤッケ(?)だったか、「アウラ」のCDジャケットに近い服装でした。

 みなさん、チンペイさんに一言声をかけています。私も早速話す内容を考え始めました。「よかったですぅ」「うれしいですぅ」……。うーん、だめだ。つまらない。「関西弁が聞けてうれしいです」……石川啄木じゃないんだから。これではチンペイさんが上野駅になってしまう。そうこうしている内にどんどん順番が近づいてきます。胸の高鳴りがはっきりと聞こえてきます。頭が真っ白になって何も考えられません。どうしよう。あ〜、あと2人だ。もうすぐだ……。あれ。なかなか回ってこないぞ。と、よく見ると前の人が右手での握手ではもの足りず、左手でも握手しているではないですか。しかも両手をクロスさせて握手しているぞ! そのうえ親しげに話しかけて。長いぞ長いぞ。いつまで握手しているんだ! あ〜もう9時45分。駐車場10時までなんやぞ! し、閉まったらどうしてくれるんや……うん? ……これだ!!

 ついにチンペイさんとの握手の番が回ってきました。緊張して目を上げることができません。でもしっかりと右手で握手しました。でもチンペイさんはきちんと視線を合わせてくれました。うれしいぞ。

 そして、私はついに話しかけました。

「お話ししたいことはいっぱいあるんですけど……」、

「うん」
とチンペイさん。「駐車場10時までなんで、帰ります」

「??……ははははははは!!」驚き、笑うチンペイさん。楽しそうです。そして、

「……とばさんとね」

と、なんとツッコミを入れてくれたではないですか! 何という感動!!

「ありがとうございます!!」

 そして私は10時に閉まってしまう駐車場に向けて、夜の街を駆け出したのでした。いつの間にか、いつもよりかなり早く走っているのに気付くの時間はかかりませんでした。

私のためだけのツッコミ!!  一生の記念になりました。とにかくありがとうチンペイさん!!
(2000.6.16)


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