緊急速報!アリス浪漫トーク<名古屋編> その1

By 麗 光


8/19の名古屋ライブに行って来ました。貴重なトークを再現してみました。
記憶にあやふやなところが多々ありますが、頑張って再現しましたので、お楽しみいただければ幸いです。

べ「ナ・ゴ・ヤー!! Wow!」

01. 散りゆく花
02. ジョニーの子守唄
03. 冬の稲妻

べ「ヘーイ!!」
ち「ただいまー! ただいまー! みんな元気かぁ〜? 昨日が初日、そして今日が千秋楽です(笑)。ハハハ、明日のことは考えなくてもいい日です。みんな盛り上がっているから、今日はとことん行こうと思います! ありがとう、20年ぶりに名古屋に帰って参りました。アリス、改めてメンバーを紹介します。堀内孝雄!」
べ「ありがとうございまーす!」
ち「そして中央にいます、矢沢透!」
べ「そして我らの、谷村新司!」
べ「20年ぶりでございます、元気で帰って参りました! 名古屋に帰ってきました。そんな風で、皆さんの健康を祝ってここで『万歳三唱』行きたいと思います(笑)。どうかみなさん、ご唱和願いたいと思います。よろしければ、起立でお願いいたします!」
べ「ちょっと遅いな、立つのが(笑)。やっぱり歳を重ねて参りますと、椅子から立つだけでもって『イヨッコショ』って一言入ってしまうという。さあ、みなさまの健康、そしてこれからの活動を含みながら大きな声で万歳三唱をしたいと思います。『名古屋、バンザーイ!』」
一同「バンザーイ!」
べ「名古屋、バンザーイ!」
一同「バンザーイ!」
べ「アリスバンザーイ!」
一同「バンザーイ!」
べ「あ〜りがとうございましたー!」
ち「さあそのまんま、手拍子いくぞ!もっと、さあ、そのまま手拍子! 頭の上に! 行くよ! 行くよ! 行くよ!」
べ「へぇーい!」
ち「行くよ!」
べ「へぇーい!」
ち「ワン、ツー、スリー、フォー!」

04. 今はもうだれも
05. 君のひとみは1万ボルト
06. 涙の誓い

べ「いやぁー、結構つらいねぇ〜(笑)。飛ばす飛ばす、もう顔は笑顔ですけど、もう心臓はハクハクもんで(笑)。確実に、歳をとったなぁと思います。今日は若い、例えばどうなんだろう、10代ってどれくらいいるんですか? 10代の人!」
拍手がパラパラ……。
べ「意外と、まあまあそれなりにいますねぇ。いわゆる、我々の世代の二世というか、ジュニアですよね。まあ、そこはかとなくいらっしゃる。え、暑いですか? ねえ、人のチラシを、カァーって(仰ぐマネをする)(笑)。お願いしますよ、大事なもんですからね、それも。じゃ、次にチンペイさん、20代から上……」
ち「20代以上の人全員拍手してください(笑)!」
一同拍手。
ち「はい、オッケーです、もうそれで十分です(笑)」
べ「すごいですね、みんな20代から上っていう、65も80も入ってますからね」
ち「じゃあ、ここで今日アリスのステージを盛り上げるために来てくれたスーパーミュージシャンたちを一人ずつ紹介します。どうか、大きな拍手で迎えてください。オンピアノ、ハヤシマサヒロ! キーボード、テツヤヨシハル! ベース、オカタカシ! コーラス、アイカワマミ! 同じく、ミヤシタフルカズ! オンギター、ボンバースズキ! そしてもう一人のギター、ギターの神様、コジマヒサマサ!」
べ「神様〜!」
ち「今まで、アリスのシングル盤ずっとやってきましたけど、この曲覚えてくれている人いるかな? 知っている歌が出てきたら、思いっきり歌っていただいて結構です。この歌を知っている人がいたら、かなりマニアもんです。英語で、『SPY』というタイトルが付いています。エスピオナージ!」

07. エスピオナージ

べ「きんちゃんもまだまだいけるね〜。バッチリバッチリ。さあ、この曲あたりは皆さんの記憶にもとどまっている曲かなぁと思います。アリスって結構激しい歌が多いんですけど、でもミディアムテンポのこんな曲もありました。大丈夫かな? それでは、この歌です。行きます。………………………………(何も起こらない)」
べ「あ、俺だ。あの、自分で作った歌なんですけど忘れてました(爆笑)。それで、僕からカウントが出る予定でした(笑)。夢去りし街角。ワン、ツー、スリフォー!」

08. 夢去りし街角

ち「ありがとうございます、さんきゅ! 今、立ったスタイルでのアリスをお見せしましたけど、アリス本来の初期の頃って言うのは谷村が座って堀内が立って、そして矢沢のきんちゃんが真ん中でコンガの後ろに立っているといのがアリスの原型だったんです。今から、しばらくはそのスタイルでやってみようかなと思います。恐らく、アリスを知ったのはテレビからって言う人が結構多いと思うんですけど、その前は3人だけでずっと活動していました。当時はね、ちょうどファッション的に10代の人たちがしているようなベルボトムって言うのか裾が広がっているラッパズボンをはいて、ロンドンブーツっていうのを履いていたんです。かかとが20センチぐらいあったかな。」
べ「14〜5センチはゆうにありましたね。」
ち「つま先が5センチぐらい高かった。」
べ「つま先もバランスがあるかと思うんですが、かかとだけで14〜5センチだと、こんな感じになるんですかね(つま先立ちをする)? あの当時はロンドンブーツ14〜5センチですから、友だちの家に遊びに行きますとお母さんが『堀内さん、あがってらっしゃったら?』『いえ、ここで結構ですから(笑)』『そんなこと言わずに、あがってらっしゃいよ。おいしいプリンがあるのよ』なんて、『そうですか?』なんてポンと玄関先に入ると、ガクーッ(と背が低くなる)(笑)。『堀内さんって、小柄なのね(笑)』 、それほど違いましたからね」
ち「ブーツのかかとの部分まで、パンツが長くしてあるから、ものすごくかっこわるいんですよね、靴を脱ぐと(笑)」
べ「ちょっとねぇ〜」
ち「雨が降った日に外を歩いていると、下から水が浸みあがってきて、自然のグラデーションになる(笑)。で、そのまんま人の家に上がったりすると廊下はナメクジが通った後みたいになるんですよ(笑)。さあ、きんちゃんが真ん中に来ました。矢沢透、ノースリーブで気合いを入れております(笑)。」
べ「すごーい! うっすらと白い肌に、二の腕あたりに汗が出ていますね。」
ち「色が白いっていうのは、七難隠しますね(笑)」
べ「俺は黒いからね、全然得してないですね(笑)」
ち「きんちゃん、調子は大丈夫? 深く、お辞儀をしました。いつまでたってもかわいいきんちゃんです。じゃあ、そろそろあの頃の感じであの時のオープニングっていうのを皆さんに聴いていただこうと思います。愛の光……」

09. 愛の光

べ「今日、ちょっと速くなかった? 速かったよなぁ、きんちゃん。大変だったでしょ?」
ち「ごめん、ちょっと速かったね」
べ「速かったって。もう、手がもつれちゃって(笑)。詞は忘れそうになるわ、おれは今何をやってるんだろうって。頼むよ〜」
ち「次の曲はもうちょっとゆっくりやるから」
べ「ほどほどにね。そのへんのとこ、よろしくね」
ち「え〜、弦が切れてしまいました。あの当時は、弦を切るって言うのが流行ってて、4本切ったことあります。ギターの弦って6本だから、」
べ「4本切ったら2本じゃない?」
ち「そう。顔はね、『イヤァァァ!!!』って言ってるんだけどね、音は『カラカラカラ……』って(笑)」
べ「実際、そうですよね」
ち「昔さあ3人で回ってたときに、いろんな場所へ行ったじゃない?」
べ「懐かしいね〜」
いろんな場所に、いろんな思い出があるからね。住宅の埋め立て地みたいなところで……」
べ「埋め立て地は名古屋(笑)」
ち「名古屋か。それで初めてギターとコンガを持っていって、『ステージどこですか?』って言ったら『ここです』って地べたなんですよ(笑)」
べ「あれはね、地ならしして一応区画整理してあったんですよ。それでまだ土状態で家が建ってなかった」
ち「僕等はまだあれですけど、かわいそうなのはきんちゃん。コンガの足って言うのは、昔はとんがってたんです。地面が柔らかいもんですから、叩いている家にどんどん沈んでいくんです(笑)。最後は、コンガじゃなくてボンゴ状態になってました(笑)」
べ「そうだったね〜。各地にいろんな思い出があります。入り口はユーモラスだったりするんですけど、不思議なもので人との出会いって言うのは行った先々の食べ物が自分たちにあったらまず最初に好きになりますね」
ち「名古屋はどうですか?」
べ「やっぱりみそ煮込み。1回、4日間の滞在で3日間食べましたね(笑)」
ち「すごいね、それは」
べ「2種類あるのよ、総本家と本家(笑)。何か、喧嘩してんのかなぁ?」
ち「本家とか元祖とか」
べ「総本店だ、総本家か、まあどっちでもいいんですけどね(笑)。とりあえず、僕は好きだと。あと、手羽先の辛いやつとかそういうの好きですね」
ち「天むすもあるね」
べ「天むすもいいねぇ」
ち「名古屋の人って、なんであんなにエビがすきなんかなぁって」
べ「よく言われますね。『えびふりゃー』とかね(笑)」
ち「最初に名古屋に来たとき、僕等は関西弁で東京に行って東京弁を学んでそれから名古屋に来たときには、何か別の国に来たみたいで(笑)」
べ「外国じゃないんだから」
ち「みんなで『ミャーミャーミャーミャー』いってたからね(笑)」
べ「名古屋弁に親しんでくると、ものすごくいいですよ。すごいっていのは『どえりゃー』とかね(笑)。『やったかね』って使わないのかな?」
ち「それ、何ですか?」
べ「すごく、とかいう意味なんですよ。さっき聞いたんですよ。そうしたら、『最近は使わないっしょ〜』って言ってました」
ち「でもさ、名古屋の人ってさ、最初はすごく読めなかったんだよね」
べ「そうですね」
ち「コンサートして、こっちで一生懸命やっているのに客席は妙に静かで(笑)。あ〜、楽しくなかったんだ〜ってがっかりして楽屋から出ると人だかりがして『最高でした〜!!』って(笑)。それだったらもうちょっと盛り上げてよ〜!(笑)。でもね、長年やっていると体の芯で熱くなっている。一度つきあったら、とことんつきあってくれる」
会場から大きな拍手が。
ち「さあ、やるか」
べ「その人誰?」
ギターをセットしているスタッフ。
ち「これ、うちのスタッフです」
べ「いや〜律儀ですね。人が話そうが何しようが、もくもくと(笑)」
ち「紹介します、ギター担当のヤマグチです」
べーやん、ジャンジャカジャーン、とギターで弾く。会場一同、拍手。
べ「いいねぇ、いいねぇ。うちにも、一人ほしいねぇ(笑)」
ち「べーやんとこにも、いるでしょ、一人?」
べ「いや、いるんですけどね、あんまり出てこないんですよ」
ち「ひょっとして、俺って嫌われてるのかなぁって?(笑)」
べ「いや、パッと出てパッと帰るんですよ。結構彼は、しつこくいますよね(笑)。早く帰れ、おまえ! なんて失礼しました(笑)」
ち「じゃあ、懐かしいって言っても……」
べ「みんな懐かしいんですよ(笑)。いちいち懐かしいって言わない(笑)」
ち「こんな曲もやってました」

10. 知らない街で

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