アリス紅白初出場を総括!!

アリスの紅白、見ました。
感動の復活でしたね。ここでは、次の3つの点に触れてアリスの紅白を振り返りたいと思います。

1. 衣 装
2. 歌 唱
3. 視聴率

1.衣 装

まず、3人の衣装面から、私の感動したところを箇条書きしましょう。

(1)モノトーン
(2)帽子
(3)ベーヤンのギター
(4)チンペイさんのギター
(5)キンチャンのドラム

(1)3人ともモノトーンの衣装でしたね。

ベーヤンは黒のベストにスラックス。白のカッターシャツ。
チンペイさんは白シャツをはだけて内側の黒シャツを見せて、それに黒のジーンズ。
キンチャンは白のシャツ。下は不明。

統一されていました。実に渋かった。かっこよかった!

(2)チンペイさんの帽子です。
 アリスの「A」の筆記体!思わず欲しくなる一品ですよね。ファンクラブで売らないかな。

(3)ベーヤンのギター。モノトーンの衣装に合わせたのか、実にしっくりきていました。

(4)チンペイさんのギター。アリス時代と同じギブソンです(知人から譲り受けたという、アリス時代のメインギターの復刻版だと思われます)!さすが芸が細かい!!

(5)キンチャンのドラム。バスドラにペガサスがいました!!ペガサスを見ると感動もひとしおです。

(1)から(5)の全てが、アリス時代のイメージを大切にしつつ、2000年風になっていました。実によく考えられていたと思います。
3人が揃うとこれほどにかっこよくなるのか!!と納得の出来です。

2.歌 唱

次に、歌です。これも感動したところを箇条書きしましょう。

(1)曲順
(2)テンポ
(3)歌唱
(4)アレンジ

(1)曲順は、「冬の稲妻・ジョニーの子守唄・チャンピオン」という選曲でした。
 ノリのいい曲で統一されていましたね。多くの人に聞いて貰える、イイ意味で無難な選曲だったと思います。さすがに、21世紀を迎える直前に「帰らざる日々」とかは入られなかったようですね。「遠くで汽笛を聞きながら」が入るかなとも思っていたのですが、冬の稲妻とチャンピオンの間に入れるとちょっと浮いてしまいますね。シンプルながら、曲順もよく考えられていました。残念ながら、当hp推薦の「黒い瞳の少女」は入りませんでしたね。まあ当然ですが。

(2)私の興味をひいたのは、テンポの「遅さ」です。これがまた実によい効果を引き出していました。あのテンポが、あの頃のエネルギー迸る演奏とまた異なるカッコ良さを演出していました。これが「冬のアリス」(僕の想うこと参照)なら、格好良すぎる!

(3)そして歌唱も最高でした。あのハーモニーは、2000紅白における白眉といっていいでしょう。肩の力をほどよく抜いて、それでいてアツイ。ああいう歌唱は、現在のJ-POPシーンには無いものです。ゆずははしゃぎすぎていてまたアオイし、19は素晴らしいが、若い。年輪を重ねたものだけが歌える、そんな本物の歌唱でした。ラルクよりもELTよりもスマップよりも良かった!

(4)シンプルなアレンジも良かった。原曲のイメージを大切にしながら、少しだけフォークロックぽい仕上がり。これが、歌唱の輝きをさらに引き出していました。

3.歌手別視聴率

そして、歌手別視聴率です。
1月5日づけデイリースポーツによれば、アリスの歌手別視聴率は、

(1)関東:50.9パーセント
(2)関西:59.7パーセント

(1)関東では、6位タイでした!
ちなみに1位から5位は、
1位 スマップ・小林幸子・小柳ゆき=同率で51.8
4位 和田アキ子・五木ひろし=同率で51.6
6位 アリス・美川憲一・天童よしみ=同率で50.9
以下、松田聖子、郷ひろみと続きます。

(2)関西では、4位タイでした!!
1位:スマップ・ピンクレディー=同率で60.5
3位:小柳ゆき=60.1
4位:アリス・美川憲一・松田聖子=同率で59.7

関東関西ともに、実質的には3位という好成績!これは嬉しい数字です!

 ところで、この数字について、
「ピンク・レディーのすぐ後ろだったから視聴率が良かっただけじゃないの」と穿った見方をする人がいるのではないでしょうか。いや必ずいるはずです。そういう人は、よく聞いて下さい。

たしかに、関西では、ピンクレディーよりも視聴率が下がっています。
そしてアリスの次の川中美幸が56.0、森進一が55.6と、いうところから、
ピンク・レディーを見た人が徐々にチャンネルを変えたという仮説が成り立つかもしれません。
 しかし、アリス終了直後に3パーセント以上視聴率が下がっていることを忘れてはなりません。ピンク・レディーより視聴率が下がっているといっても、0.8パーセントというごく僅かなものなのです。ピンク・レディーが終わってすぐにチャンネルを変えた人はごく少数だったのです。

  一方の関東ではどうでしょうか。
 ピンク・レディーの視聴率は49.9パーセントで、アリスよりも低いです。アリスになって50パーセントを突破、次の川中美幸が49.2、さらに次の森進一が45.1と下がるという展開になっています。
 このことからすると、関東の人は、アリスの時間にわざわざチャンネルをあわせ、
終わるとともに徐々に変えていったと推測できます。

 そうだとすると、ピンク・レディーのおかげとする考え方は成り立ちません。視聴者は、アリスの時間に積極的にチャンネルを合わせていたのです。さすがアリス、数字の面からも人気の根強さを証明してくれました。

3 まとめ

以上、3つの点からアリスの紅白初出場を振り返ってきましたが、結局、次のことが
いえるということがわかりました。

アリスは不滅だ!

私はこのことを再認識したのでした。アリス最高!!


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