琉球の風コンサート再訪

By 管理人


 
 このあいだ、久しぶりに『琉球の風コンサート』を見直しました。せっかくですから、その様子をレポートしてみたいと思います。最近コンサートが見られな いとお嘆きの皆様の慰めとなれば幸いです。

 1993年5月3日16時30分〜NHKで放 映。

 沖縄県読谷村「スタジオパーク琉球の風」。海辺にもうけられた特設ステージ。夕日が沈む頃、コンサートは始まりました。

曲目は以下の通りでした。

 0残波大獅子太鼓(ざんぱうおじしだいこ):大太鼓による演奏。
 1 バサラ:なぜこの曲を表 面に押し出さないのか!というぐらいの格好良さだ。

 【メンバー紹介】:トーク冴え渡り!
  ・『幸いなことに、今日は風の向きが、左から右です。逆だと髪の乱れ方が倍になる』爆
  ・ギターの紹介の時、『彼はメッシュを入れています。私も入れたい・・・(笑)なんや、多い少ない関係なしに、メッシュは入れられる!』としっかり笑 いを取っていました。

 【メドレー】
 2 空にしずめる物語:『君を忘れない』から。ダンス入 り。「夏の二週間」ではまっていたのか?
 3 GLOBAL THEATER-地球劇場-: 『PRICE OF LOVE』の冒頭を飾る曲。
 4 アーバン・カーボーイ:サビから入るところがカッコ イイ!ちなみに、常連のたかさん大推薦! 
 5 家族ーFAMILYー:これもダンスっぽいもの が。後ろを向いて締める!  
 6 チャンピオン:早くも登場。比較的原曲に近い。

 【トーク】得意の年齢ネタ

 7 Answer Phone: ここからゆったりした曲で構成。『三都物語』から。

 【トーク】ここから細かいトークが入り出します。次の芭蕉布に入る前のトークが秀逸なので、ここでご紹介。
  ・「初めて沖縄に来た時、車に乗っていたら『谷村』という文字を発見しました。ああ谷村って地名あるん打あ、と思って良く見たら『読谷村』だった (爆)『読谷村』の都合のいいところだけとって『谷村』と呼んでいた。そして今回読谷村でコンサート。縁ってあるもんだなあ」
  ・「今回夕方に始まりましたが、本当は、夕日が沈んで行くところに谷村(夕日?)が上がってくるというだぶる企画を考えていたんですが(爆)、夕日が 思ったより早く沈んでしまって・・・」
  ・「歌うてるてるボーズ」と言われてます(爆)

 8 芭蕉布(沖縄の曲)
  ・プロモーションビデオ(?)が流れる。シンジが沖縄に思いを馳せているという内容。
  ・しかし曲が終って拍手をもらった時に「おーきに」と言ってしまう。

 【トーク】大切な曲。星をながめながら歌いましょうということで始まる。この時、なんと!真後ろのアングルからの映像が登場。頭頂部はふさふさだった。

  9 いい日旅立ち

 【トーク】懐かしさを強調。
 10 500miles(PPM)
   11    風に吹かれて(Bob Dyran)
 12 ガラスの砂漠
 13 群青
 14 昴

 【アンコール】謝意を示し、最後に「階!」会場盛り上がる!!
 15 階ーきざはしー

 

 【感想】
 きっちりとA面B面が分けられた、美しい構成のコンサートという印象でした。つまり、「チャンピオン」まで一気に飛ばし、そこからトークで楽しませなが らゆったりした曲に様変わり。「昴」で締めて、当時の最新曲「階」でアンコール。いつもの構成と言えばそれまでですが、ここはさすがの貫禄。あきさせませ ん!あっというまの90分でした。

 選曲については、基本的に92年のコンサートの選曲および曲順を踏襲しています。しかし若干異なっています。「三都物語」が入っていません。残念でした が、よく考えてみればJR西日本のコマーシャルソング、そう簡単には歌えなかったのでしょう W 同じ理由で「サライ」もありえない選択。おかげで「アーバン・カーボーイ」、「家族」といったマニア向けの曲が入りました。「空にしずめる物語」から メドレーはシンジのコンサート史に残る名演かもしれません(ほめすぎか?)。
 他方、「Answer Phone」のAメロはどうか。キーが低すぎたのでは?
とはいえ、「芭蕉布」や「風に吹かれて」などのサービス曲も満載、「階」もかっこよく締められたし、全体としては大満足の選曲でした。

 92年のコンサートですから、まだまだ若い!髪も黒いし、多い。音もハードでした。これからはさすがにこういうコンサートは見られない。見られるとした ら、アリス復活の時しかない??

(2006.7.22)




Home不 思議の国のアリス掲示板Links
1